1. はじめに
Microsoftのサポート対象外だそうです。自己責任でお願いします。
Microsoftによって、ARM版のWindows11 ProおよびEnterpriseエディションを実行する Parallels Desktop for Macが、Apple MシリーズベースのMacコンピューターで利用できる互換性のあるソリューションであることが正式に認定されています。
(Parallels HP より抜粋)
2. インストール方法
標準の手順で一度インストールします。ここでインストールされるWindows11はProなので残念ですがHomeのライセンスは通りません。
しかし、このインストールでArm版のisoイメージがダウンロードされるので、このisoイメージを使用すればHome版のインストールができます。
不可視ディレクトリ下にあるので一旦、インストーラから見える場所にコピーします。
$ ls -lh ~/Library/Parallels/Downloads/
total 11940352
-rw-r--r-- 1 work staff 5.7G 1 25 22:13 [長いので省略]_A64FRE_ja-jp.iso
$cp ~/Library/Parallels/Downloads/[長いので省略]_A64FRE_ja-jp.iso ~/Desktop/
あとはParallelsの「新規…」で仮想マシンを作成する時に「Windows、Linux、またmacOSをイメージファイルからインストールします」を選択して、Windows11のインストーラで「Home」を選択すればOKです。
3.雑感/その他
- Homeがダメなのはもうちょっと目立つように書いてほしいよね。ParallelsとHomeを同時購入しちゃったよ。
- MicrosoftはArm版のisoイメージをダウンロードできるようにしてほしい。
- Home版は今のところ問題なく使えています。快適、快適。
- ここに至るまでいろいろ試しました。
- Pro版のレジストリをHomeに書き換える方法はうまくいきませんでした。ただ、早めに諦めたのでやり方が悪かったかもです。
- Copilotにisoイメージをダウンロードできるサイト紹介されたけど怖くて使えなかった。あれ、公式じゃないよね?
- こういう隠しファイル的なものを見つけるには「アクティビティモニタ」-「選択したプロセスの詳細を表示」-「開いているファイルとポート」します。この情報から見当をつけました。
- WindowsインストールのたびにDownloadsディレクトリにデッカいisoイメージファイルができるので、ディスクに余裕がないなら削除しましょう。
4.追記(24/07/29)
isoイメージのコピーがわかりにくいとのご指摘をいただきましたので、ターミナルでなくFinderでコピーする方法を追記します。
4-1. Finder > 移動 > フォルダへ移動 を選択する
Finderで不可視フォルダを開く場合は「フォルダへ移動」を使用します。
4-2. ライブラリフォルダに移動する
ダイアログボックスに「~/Library」と入力して、移動先の「ユーザ > [自分のユーザID] > ライブラリ」をダブルクリックします。
4-3. isoイメージをコピーする
Parallels > Downloadsの下にあるのが目的のisoイメージファイルです。インストーラから見える場所(デスクトップなど)にコピーします。
「ディスクもったいないし移動でもいいかな?」と思ったんですが、Parallelsが何かのタイミングで読み込むかもしれないんで残しています。将来、ディスクが逼迫したら削除すると思います。
それから、インストールを何度も繰り返していると似たような名前のファイルができるので最初の1個だけ残して削除しました。スッキリ。